萩焼きは一名高麗焼とも称し、慶長年間に毛利輝元が、朝鮮の陶工”李勺光・李敬”兄弟を連れ帰り、藩の御用窯として開窯しました。以来400年もの間伝統を守り素朴な風趣、肌触り、色艶など現在に受け継がれて来ました。
萩焼きの原土
萩焼きは李朝の陶技を中心に作られている事から原土の重要さが考えられます。
大道土を基本に何種類かの地元の土を混ぜて作られています。
大道土 カオリン質の土の一種で石英質の石楽を多く含む。単独で粘りが強すぎて土質調整用として、萩市近郊の金峰土を加える、これが元土となる。
ヒメ土 雲母質のセリサイトも多く含まれ、軽くややサックリした土質に仕上がり、見た目や感触、風合い、焼き上がり土質などやさしい土です。
ミシマ土 単独での成形は可能ですが、非常に軽い土質で本焼に耐える強度は殆んどありませんので、精製したものをヒメ土や荒土とブレンドして使います。
萩焼きの特徴
萩焼きの特徴の一つに「貫入(かんにゅう)」があります。貫入は釉薬表面のヒビの事で窯出し後の素地と釉薬の膨張率と収縮差によるもので、一種の模様や景色として捉えられています。古来より必ずしも萩焼きの全てが、貫入ものとは限りませんが貫入のあるなしで、発色や風合いに大きく影響してきます。使用するにつれて茶渋がしみこんで色合いが思いがけないものに変化する「萩の七化け」が楽しめます。
萩焼きの効果
萩焼きの柔らかさは雰因気だけでなく、実際の手触りや口当たりにも感じられます。熱伝導率が低く保温性は優れているので熱いお茶などを入れても器自体まで熱くなりすぎないという事が上げられます。
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